第III部 わが国の防衛のための諸施策 

資料46 「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」署名50周年に当たってのオバマ大統領によるステートメント(仮訳)

(平成22年1月19日)

 「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約」(日米安全保障条約)は、ここワシントンにおいて50年前の本日、署名が行われた。その日、ドワイト・アイゼンハウアー大統領は、平等と相互理解に基づいた不滅のパートナーシップを構築すると約束した。アメリカ合衆国と日本の不朽のパートナーシップは、自由に基づくいまだかつてない繁栄と平和を、日米両国にもたらすことに役立ってきた。日米同盟は、アジア太平洋地域全体にとってのたぐいまれな恩恵を確保し、過去50年間の比類なき進歩を可能にした。

 本日、我々は、両国が共有する価値、平和と安全保障についての我々の共通の利益に基づき、両国の市民及び組織の間にある不変の絆を反映した、この重要な同盟の最初の50年間を祝うこととなった。日本の安全保障に対する米国のコミットメントは揺るぎないものであり、共通の諸課題に対応するための日米両国の協力は、世界への日米両国の関与の決定的に重要な一部分である。そして、日米両国を結びつける絆を築いてきた無数の米国人及び日本人に敬意を表しつつ、日米両国はまた、これらの進展に基づく決意と共に将来に向かって行く。

 日米安全保障条約の記念日を祝うに当たり、地域の安全保障と繁栄を支え、日米両国の民主主義を強化する日米安全保障条約の役割を讃える。21世紀の日米同盟を再確認し、日米両国を結び付ける友好と共通の絆を強化することに着手したい。

 

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