1 鳩山内閣総理大臣(当時)の談話
鳩山内閣総理大臣(当時)の談話においては、次のような認識と決意が示された。
○ 日米安保体制は、戦後今日まで、日本の自由と民主主義のもとでの平和と発展およびアジア太平洋地域の安定と繁栄に大きく貢献してきた。
○ わが国を取り巻く安全保障環境に厳しいものがあ
る中、日米安保体制に基づく米軍の抑止力は、わが国が平和と安全を確保していく上で、自らの防衛力と相まって、引き続き大きな役割を果たしていく。
○ 依然として不安定、不確実な要素が存在する安全保障環境のもと、日米安保条約に基づく米軍のプレゼンスは、地域諸国に安心をもたらす公共財としての役割を果たしていく。
○ 日米安保条約の50周年を記念する年にあたり、日米安保体制を中核とする日米同盟を21世紀にふさわしい形で深化させるべく、米国と共同作業を行う。