第II部 わが国の防衛政策の基本と防衛力整備 

4 弾道ミサイル防衛にも使用し得る主要装備・基幹部隊

 防衛大綱においては、自衛隊の体制は、多様な役割を果たし得るものでなければならないとしている。その中でもBMDについて、その具体的な体制を可能な限り明らかなものとし、透明性を確保することにより、国内外に対して、理解を得ていくことが重要であると判断した。このため、特にBMDシステムの具体的な体制については、別表において「弾道ミサイル防衛にも使用し得る主要装備・基幹部隊」1を明記している。
(図表II-2-2-5 参照)
 
図表II-2-2-5 大綱別表の比較および中期防完成時の体制


 
1)海自の主要装備(イージス・システム搭載護衛艦:4隻)および空自の基幹部隊(航空警戒管制部隊:7個警戒群および4個警戒隊、地対空誘導弾部隊:3個高射群)が該当する。BMDシステム整備については、III部1章2節参照


 

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