3 改革提言(1)−隊員の意識と組織文化の改革
(1)改革の原則
改革会議では、不祥事案の検討・分析を踏まえ、1)規則遵守の徹底、2)プロフェッショナリズム(職業意識)の確立、3)全体最適をめざした任務遂行優先型の業務運営の確立、の改革の原則を提唱した。
(2)規則遵守の徹底
自発的な規則遵守意識が組織風土として定着することが必要である。また、守るべき事項を明確にするための規則の整理が必要である。
(3)プロフェッショナリズム(職業意識)の確立
プロ意識に徹した上官の統率によって組織全体に高い倫理観、使命感を与えるべきである。
(4)全体最適をめざした任務遂行優先型の業務運営の確立
個々の隊員、部隊などの意識改革に加え、任務遂行を中心に全体最適をめざす組織文化を創出することが必要である。
(図表IV-1-3参照)