防衛省と地方との関係は重要性を増している。このため、昨年9月、防衛施設庁の廃止・統合に際し、防衛施設庁の地方支分部局である防衛施設局と装備本部の地方機関を統合し、防衛政策にかかわる地方との調整・協議など、地方における防衛行政全般についての拠点を担う地方防衛局を防衛省の地方支分部局として設置したところである。
　防衛施設局や装備本部地方支部が果たしてきた役割も受け継ぎつつ、防衛省全体の事務を円滑かつ効果的に実施するために、地方公共団体および地域住民の理解および協力を得るための地方協力確保事務として、防衛省の施策や米軍再編に関係した地元説明、防衛施設の整備に伴う各種の地元調整などさまざまな施策を実施している。