第II部 わが国の防衛政策の基本と防衛力整備 

3 航空自衛隊


(1)戦闘機部隊の効率化
 戦闘機部隊については、領空侵犯などに対して適時適切な措置を講じるため、基幹部隊の体制を維持するが、本格的な侵略事態生起の可能性が低下したことなどを踏まえ、効率化などを図ることにより、機数を約300機から約260機とする。
 また、戦闘機を含む作戦用航空機については、航空偵察部隊の規模縮小などにより、機数を約400機から約350機とする。
(図表II-2-2-3 参照)
 
図表II-2-2-3 戦闘機部隊の体制

(2)輸送・展開能力の強化
 島嶼部に対する侵略に対し実効的に対応するとともに、国際平和協力活動に適切に取り組むため、空中給油・輸送部隊を新設し、また、現有機より輸送・飛行能力の優れた次期輸送機(C-X)を整備する。
(図表II-2-2-4 参照)
 
図表II-2-2-4 輸送機部隊の将来体制

(3)警戒航空隊の2個飛行隊化
 警戒航空隊については、07大綱の1個飛行隊を、機能別に早期警戒管制機(E-767)の部隊と早期警戒機(E-2C)の部隊に分け、2個飛行隊に改編する。

 

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