第III部 わが国の防衛のための諸施策 

2 領空侵犯に備えた警戒と緊急発進(スクランブル)

 空自は、全国のレーダーサイトと早期警戒機(E-2C)、早期警戒管制機(E-767)などにより、わが国とその周辺の上空を24時間態勢で監視している。また、戦闘機が直ちに発進できるよう、その一部を常に待機させている。領空侵犯のおそれのある航空機を発見した場合、緊急発進した空自の戦闘機などがその航空機に接近して状況を確認し、必要に応じてその行動の監視を行う。実際に領空侵犯が発生した場合には、退去の警告などを発する。
(図表III-1-2-12参照)
 
図表III-1-2-12 最近10年間のスクランブル実施回数とその内訳
 
緊急発進のためF-4戦闘機に搭乗する空自第302飛行体(沖縄県)のパイロット

 

前の項目に戻る     次の項目に進む