第6章 国民と防衛庁・自衛隊 

3 環境保全への取組など


自衛隊施設などでの環境保全への取組


 自衛隊は、演習場や営舎などの施設や、航空機、艦船、車両などの装備を維持管理するにあたり、環境保全の徹底や環境負荷の低減のための取り組みを推進している。具体的には、大気保全、水質保全、リサイクル、廃棄物処理のための対策や環境保全施設の整備、環境調査などである。
 01(平成13)年から「防衛庁環境月間」や「防衛庁環境週間」を定め、隊員の環境保全意識の高揚を図っており、全国の駐屯地や基地において、環境保全のPR、環境川柳の募集、講演会や展示会、ノーカーデーの設定など地球温暖化防止のための各種行事を行っている。
 また、02(同14)年に閣議決定された「政府がその事務及び事業に関し温室効果ガスの排出の抑制等のため実行すべき措置について定める計画」や見直しを受け、05(同17)年6月に防衛庁の実施計画を策定し、これまでにも増して、率先的な取り組みを推進することとしている。
 さらに、政府の環境基本計画に基づき、03(同15)年、「防衛庁環境配慮の方針」を策定し、05(同17)年1月、当該方針の見直しを行い、政府の一員として、さらなる環境への取り組みの推進を図っている。

 

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