2 防衛庁・自衛隊の人
組織の基盤は、「人」である。いかに装備・システムが進歩・近代化しても、これらを運用するのは隊員であり、組織の運営なども結局は、隊員一人一人の力量にかかっている。
特に近年、防衛庁・自衛隊は、新たな安全保障環境下で、任務の多様化・国際化、装備の高度化に対応する必要があり、従来にも増し質の高い人材の確保・育成や必要な教育訓練の実施など、人的基盤の充実が重要となっている。
また、人的基盤を充実させるためには、隊員一人一人が、日々の教育訓練などを通じて自らを鍛え、知識・技能を修得することが不可欠である。