第3章 わが国の防衛のための自衛隊の運用と災害派遣や国民保護 

1 周辺海域における警戒監視


 海自は、1日に1回を基準として哨戒機(P-3C)により、北海道の周辺海域、日本海と東シナ海を航行する船舶などの状況を監視している。また、ミサイル発射に対する監視など必要に応じ、随時、護衛艦・航空機を柔軟に運用して監視活動を行い、わが国周辺における事態への即応態勢を維持している。
 さらに、主要な海峡では、陸自の沿岸監視隊や海自の警備所などが、24時間態勢で監視活動を行っている1
 
警戒監視にあたる海自EP-3電子戦データ収集機


 
1)なお、従来対馬海峡および宗谷海峡(結氷期を除く)において、護衛艦などにより常に監視を実施してきたが、本年度からは、このような護衛艦などによる海峡の固定的な監視によらず、航空機と護衛艦を柔軟に運用することで、間隙のない監視態勢を維持している。


 

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