第6章 国民と防衛庁・自衛隊 

2 イベント・広報施設など3


 防衛庁・自衛隊は、自衛隊の現状を広く国民に紹介する活動も行っている。この活動には、毎年富士山麓(さんろく)で行われる陸自の総合火力演習や、各地での海自の護衛艦による体験航海、空自の基地航空祭での航空機の展示飛行や体験搭乗などがある。また、全国に所在する駐屯地や基地では、部隊の創立記念日などに、装備品の展示や部隊見学、音楽隊によるコンサートなどを行うほか、広報館や史料館の施設を公開している。さらに、自衛隊記念日行事として、自衛隊音楽まつりや観閲式(かんえつしき)、観艦式(かんかんしき)、航空観閲式などを行っている。
 
航空観閲式で巡閲する内閣総理大臣

 昨年の自衛隊音楽まつりは、在日米陸軍軍楽隊、米空軍合同音楽隊、在沖海兵隊軍楽隊の参加を得て、日本武道館で開催し、延べ約4万2,000人が来場した。また、観閲式などについては、陸・海・空自衛隊が交互に主担当となって、観閲式、観艦式、航空観閲式を行い、自衛隊の装備や訓練の成果を国民に紹介している。昨年は、空自が航空観閲式を行い、約7,100人が来場した。なお、本年は、海自による観艦式を計画している。


 
3)イベントなどの細部については、防衛庁ホームページ<http://www.jda.go.jp/j/events/index.html>参照。また、主な防衛庁・自衛隊の広報施設については、ホームページのほか、主な防衛庁・自衛隊広報施設のご案内(見学無料)参照


 

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