2 防衛政策の基本の堅持
防衛庁の省移行は、国内外の安全保障環境に対応して、緊急事態対処や国際社会の平和と安定への主体的な取り組みといった重要な防衛政策の企画立案を担う組織としてふさわしい体制を整備することが目的である。
したがって、省移行により、憲法と自衛権の関係はもちろんのこと、1)専守防衛、2)他国に脅威を与えるような軍事大国にならないこと、3)非核三原則、4)文民統制の確保、5)節度ある防衛力の整備といったわが国の防衛政策の基本は、変更することはない。(各原則の内容については、
本章1節参照)