5 大規模・特殊災害などへの対応
自衛隊は、災害発生時に、被災者や遭難した船舶・航空機の捜索・救助、水防、医療、防疫(ぼうえき)、給水、人員や物資の輸送など、様々な災害派遣活動を行っている。特に95(平成7)年の阪神・淡路大震災
1での災害派遣以降、自衛隊の活動に対する国民の期待はますます大きくなっている。その後も自然災害だけでなく、99(同11)年の茨城県東海村での臨界事故
2や01(同13)年の愛媛県立宇和島水産高等学校実習船「えひめ丸」沈没事故など多様な事態に際して、自衛隊が大きな役割を果たしている。