アジア太平洋地域における軍事態勢

　陸軍は、韓国に第２歩兵師団、第19戦域支援コマンドなど約２万6,000人、日本に第９戦域支援コマンドなど約2,000人、合計約２万8,000人をこの地域に配置している。
　海軍は、日本、グアムを主要拠点として、空母１隻を含む艦艇約40隻、作戦機約70機、兵員約１万7,000人を展開している。前方展開艦隊である第７艦隊は、領土、国民、シーレーン、同盟国その他米国の重要な国益を防衛することなどを任務とし、空母、水陸両用戦艦艇やイージス巡洋艦などを配備している。
　海兵隊は、日本に第３海兵機動展開部隊（第３海兵師団やF/A-18などを装備する第１海兵航空団など）を配置し、洋上兵力を含め約１万8,000人、作戦機約40機を展開している。このほか、重装備などを積載した事前集積船が西太平洋に配備されている。
　空軍は、第５空軍の２個航空団（F-15・F-16などを装備）を日本に、第７空軍の２個航空団（F-16などを装備）を韓国に配備しており、作戦機約170機、兵員約２万3,000人を有している。