第5章 国民と防衛庁・自衛隊 

南極地域観測への協力

 防衛庁は65(昭和40)年の第7次観測から砕氷艦の運航などの協力を行っている。
 昨年11月から本年4月までの第46次観測支援では、砕氷艦「しらせ」が、観測隊員や物資約1,000トンの輸送を行ったほか、観測隊が計画する海洋観測、定常観測、研究観測について艦上観測支援などを行い、わが国の南極地域観測事業において大きな役割を果たした。
 その総航行距離は、約2万マイルにも及んだ。砕氷艦「しらせ」は就役から22年目を迎え、各所に老朽化が見られることから、氷海と南極海域の厳しい自然環境を考慮して、政府は、後継艦とヘリコプターを整備することとした。

 
第46次南極地域観測「しらせ」行動図

 
海自次期砕氷艦(イメージ図)


 

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