第5章 国民と防衛庁・自衛隊 

今後の情報通信政策(アクションプラン)

(1)目的など
 統合運用の推進や国際平和協力活動の円滑な遂行といった自衛隊の新たな運用ニーズに対応するため、IT要綱に基づき構築した情報通信基盤を生かしつつ、より広範・機動的な情報通信態勢を構築することが課題となっている。
 このため、新中期防衛力整備計画においては指揮通信能力などの強化に係る5つの政策目標を設定し、内外の優れた情報通信技術に対応した高度な情報通信態勢の構築を推進している。

(2)5つの政策目標
ア 指揮命令ライン(縦方向)の情報集約・伝達の充実
  指揮官から展開部隊までの情報共有の実現

イ 部隊レベル(横方向)の情報共有の推進
  陸海空部隊間の直接通信の実現

ウ サイバー攻撃対処態勢の構築
  全庁的なサイバー攻撃対処態勢の強化

エ 外部との情報共有の推進
  国内関係機関との情報共有の迅速化・充実強化など

オ 各種通信インフラの充実
  通信の広域化・迅速化・大容量化の実現

 
新たな情報通信態勢のポイント(イメージ図)


 

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