資料編 

資料15 今後の防衛力整備について


昭和62年1月24日安全保障会議決定
昭和62年1月24日閣議決定



1 我が国は、平和憲法の下、専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国とならないとの基本理念に従い、日米安保体制を堅持するとともに、文民統制を確保し、非核三原則を守りつつ、節度ある防衛力を自主的に整備してきたところであるが、かかる我が国の方針は、今後とも引き続き堅持する。
2 「中期防衛力整備計画」(昭和60年9月18日閣議決定)は、上記の基本方針の下に策定されたものであり、その期間中の各年度の防衛関係経費については、同計画に定める所要経費の枠内でこれを決定するものとする。
3 「中期防衛力整備計画」終了後の昭和66年度以降の防衛関係経費の在り方については、同計画終了までに、改めて国際情勢及び経済財政事情等を勘案し、前記の平和国家としての我が国の基本方針の下で決定を行うこととする。
4 今回の決定は、「当面の防衛力整備について」(昭和51年11月5日閣議決定)に代わるものとするが、同閣議決定の節度ある防衛力の整備を行うという精神は、引き続きこれを尊重するものとする。

 

前の資料に戻る     次の資料に進む