第6章 今後の防衛庁・自衛隊のあり方 

中央組織(幕僚監部以上)における統合運用態勢の強化

 現在、各幕僚長と統幕が実施している自衛隊の運用に関する長官の補佐は、各自衛隊を代表して一元的に統合幕僚長(仮称)が行い、各幕僚長は運用を除く隊務に関して長官を補佐する。ただし、各幕僚長は各々の立場から統合幕僚長(仮称)に意見を述べることができる1
 自衛隊の運用に関し、軍事専門的見地から一元的に長官を補佐するため、現統幕事務局を廃止して統合幕僚組織を創設するとともに、各幕僚監部から統合運用にかかわる機能を移管し、集約する。



 
1)成果報告書では、運用を除く隊務については従来どおり、各幕僚長が長官を補佐する、各自衛隊の防衛力の整備や維持については、現行どおり、各幕僚長が責任を負う、としている。


 

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