第5章 国民と防衛 

自衛隊の活動への支援・協力

 すべての都道府県に所在する自衛隊の駐屯地や基地は、地域社会と密接なかかわりも持っており、駐屯地や基地の管理、教育訓練や実任務に基づく災害派遣など各種行動を行うためには、地方公共団体や関係機関をはじめとする地元からの様々な支援・協力が不可欠である。
 また、多くの場合、駐屯地や基地の所在する地域には、住民有志や自衛隊関係者が作る各種の団体があるが、それらによる自衛隊の行う各種行事・活動に対する支援や激励などは、自衛隊の活動を強く支えている。
 そのほか、国際平和協力業務などで国外に派遣される部隊は、関係機関から、派遣に関する情報の提供、派遣手続の支援など、様々な支援・協力を受け、活動している。また、国外での勤務に従事する隊員に対しても、多くの激励の手紙などが送られている。これらは、隊員の士気を高め、自衛隊が国民とともにあることへの自覚を強めるものである。
 自衛隊の活動に対するこのような地元からの支援・協力は、国内外に広がる自衛隊の活動を円滑にする上で重要であり、引き続き自衛隊の活動への理解と支援・協力が得られるよう努力することが重要である。

 

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