第5章 国民と防衛 

統合訓練

 わが国への武力攻撃があった場合などに、自衛隊が、その能力を最も効果的に発揮するためには、平素から陸・海・空自衛隊の統合運用の訓練を積み重ねておく必要がある。このため、自衛隊は、従来、2つ以上の自衛隊が協同する統合訓練を行い、その内容の充実を図っている。統合訓練は、機能別訓練1、作戦別訓練2、統合演習3に区分される。
 このうち、統合演習は、統幕が計画と実施を担当しており、近年は、統合防災演習や米軍を加えた日米共同統合演習4を行っている。



 
1)各自衛隊の部隊と統合幕僚会議事務局などが行う、通信、情報、後方補給などの機能ごとの統合運用について練成する訓練。

 
2)空地作戦、海空作戦など個々の作戦での部隊などの統合運用について練成する訓練。

 
3)全般的な対処構想に基づき、各自衛隊の部隊と統合幕僚会議事務局などの統合運用について練成する訓練。

 
4)2章5節3参照。


 

前の項目に戻る     次の項目に進む