第2章 わが国の防衛政策 

所要経費

 計画期間中の防衛関係費の所要経費とそのうちの正面契約額は次の表のとおりであるが、所要経費の総額25兆1,600億円程度のうち、1,500億円程度は、将来の予見し難い事象への対応など特に必要があると認める場合に、安全保障会議の承認を経て措置される。
 また、各年度の予算の編成に際しては、国の他の諸政策との調和を図りつつ、一層の効率化、合理化に努め、おおむね25兆100億円程度の枠内で決定することとしている。その際、「今後の防衛力整備について」1に示された節度ある防衛力の整備を行うという精神は、引き続き尊重することとしている。
 さらに、この計画では、3年後に、その時点の国際情勢、情報通信技術をはじめとする技術的水準の動向、経済財政事情など内外の諸情勢を勘案し、総額の範囲内で必要に応じ見直しを行うこととされており、本年は、この計画の3年目にあたる。

 
所要経費

 
正面契約額



 
1)昭和62年安全保障会議及び閣議決定


 

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