昨年9月、プーチン大統領は次の対米協力5項目を発表。(1)情報提供を含む情報機関間の協力、(2)人道支援物資を搭載した輸送機に対し領空を提供、(3)中央アジア諸国と立場を共有し中央アジア諸国による空港提供の可能性を排除せず、(4)捜索・救助活動に参加する用意あり、(5)武器供与で北部同盟のラバニ政権を支持。他方、本年5月にはモスクワで開催されたCIS集団安全保障条約首脳会議で集団安全保障条約機構の設立で合意し、同条約加盟国の団結強化が図られている。また6月にはこの地域諸国を中心としてアジア相互行動・信頼醸成会議(CICA)の第1回首脳会議が開催された。会議には中国、ロシア、インド、パキスタン、トルコ、モンゴル、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、アゼルバイジャン、ウズベキスタン、アフガニスタン、エジプト、イスラエル、イラン、パレスチナ自治政府の16か国が参加。