(コラム注3)

1972(昭和47)年に米ソ間で締結されたABM条約は、戦略的安定(戦略核戦力の均衡に基づく相互確証破壊により、核戦争が抑止されている状態)を図るため、弾道ミサイル迎撃システムについて、国土全体を防衛するための配備を禁止し、首都又はICBM基地いずれか一か所のみに配備を認めるなど、その配備を制限するものであり、NMDはこれらの制限に抵触する可能性があると指摘されている。