(注92)
訪朝成果に関する金大中大統領の国民報告では、次のように説明されている。韓国側の主張する南北連合とは、二つの体制、二つの政府は現在のとおりとし、南北で首脳会議、閣僚会議、国民会議などのお互いの合意機関を作り、これらの場ですべての問題を解決していこうとするものである。一方、1980(昭和55)年に、北朝鮮側は、最初からすべて中央政府が外交権、軍事統率権を持つ連邦制を主張したが、今回、この点を修正し、低い段階の連邦制においては、外交権、軍事統率権を地方政府が引き続き保持することにした。