注1-30)

例えば、米国CIAのテネット長官は、「今やエリート階層を含む民衆は現体制に対する信頼を失ってきていると我々は見ている」(本年2月の議会証言)、「軍や公安部門においてすら犯罪や規律の乱れが珍しくないものになっている」(昨年2月の議会証言)と述べている。また、1998(平成10)年12月に発表された「98年の北朝鮮情勢の評価及び99年の情勢展望」においては、「幹部階層は、革命熱気の衰退により個人蓄財に執着し、一般住民は金儲けを優先視する風潮が蔓延(まんえん)」という記述がなされている。