資料39 防衛庁長官とロシア国防相との「会談における議事録」(骨子)

1.双方は、93年10月の東京宣言を基礎として日露関係を更に発展させていくとの両国政府の方針に沿った両国関係の発展の一環として、今回両大臣間の会談が行われたことに満足の意を表明した。
2.双方は、日露両国の防衛政策、アジア・太平洋地域の安全保障問題等に関する率直な意見交換を行うとともに、日露間の安全保障の分野における対話及び交流を今後とも継続しかつ強化するとの意向を確認した。
3.双方は、過去1年間に、両国防衛当局間において、海上自衛隊護衛艦のウラジオストク訪問、ロシア太平洋艦隊司令官クロエドフ海軍大将の訪日、防衛当局間協議の開催等の事業が行われ、相互の対話及び交流が着実に進展したことを歓迎した。
4.双方は、両国防衛当局間の交流として、本年6月のロシア海軍艦艇の東京訪問、局長又は審議官レベルの定期協議の実施、防衛交流に関する共同作業グループの設置を実施する意向を確認した。
5.双方は、両国防衛当局間の対話と交流の促進及び信頼醸成の観点から、透明性の拡大や相互交流を含む種々の措置の実施について今後調整を進めていくことが必要であるとの点で意見が一致した。