資料5 SALT条約

1 SALTII条約は、1985年末まで有効の本条約1981年末まで有効の付属議定書条約の解釈についての合意声明及び共通了解事項SALT交渉に関する一般原則声明ソ連のパックファイア爆撃機に関するプレジネフ・ソ連書記長の書簡から構成されている。

2 本来約において規制された米ソの戦略核運搬手段の数量は、次の図のとおりである。

3 付属議定書においては、1981年末まで、射程600kmを超える巡航ミサイルの水上(中)発射基又は地上発射基への配備、ICBM移動発射基の配備及びICBMの同発射基からの飛行実験並びにASBMの飛行実験と配備が禁止されている。

  また、ソ連は、プレジネフ書記長の書簡において、バックファイア爆撃機の生産率は年30機を超えないこと及びこれに大陸間作戦能力を付与しない旨米国に保証している。

〔備考〕

  SALT条約は、発効をみるに至っていないが、米ソ両国ともこの条約を尊重するとの態度を明らかにしている。

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